小児科とアレルギーの専門医によるクリニック


小児科・アレルギー科

小児皮膚科・内科

〒252-0244                    

相模原市中央区田名1909-1

TEL:042-760-7123

FAX:042-764-2178

医療機関名
きりんキッズアレルギークリニック
診療科目
  • 小児科
  • アレルギー科
  • 小児皮膚科
  • 内科
住所
〒252-0244
相模原市中央区田名1909-1
電話番号
042-760-7123
FAX
042-764-2178
こどもの救急

ONLINE QQ こどもの救急

KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう
LovesBaby.jp 愛する赤ちゃんを守るための感染症&ワクチン情報サイト
クリニックブログ

クリニックブログ

受診当日にご利用ください

食物経口負荷試験

1.目的

食物アレルギーは、血液検査や皮膚テストが陽性でも必ず症状が出るとは限らず、一方、陰性であってもごく稀に症状が出る場合があります。食物経口負荷試験は、アレルギーが疑われる食物を実際に食べて、症状を観察する試験です。この検査の主な目的は下記の2つです。

  1. 食物アレルギーを診断する (必要最小限の除去の確認
    →疑いのある食物が症状を誘発するか確認します。


  2. 食物アレルギーが治ったかどうかを確認する (耐性獲得
    →今まで除去をしていた食物の解除または食べられる量の確認ができます。

食物アレルギー治療の基本は、「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」 です。完全に除去をするより、早期から少量でも原因食物を摂取する方が治る可能性が高くなるといわれています。また不必要な除去は成長発達や生活の質に支障をきたします。

2.方法

基本タイムスケジュール

8:50 から 9:00 に受付します。

9:15 負荷試験を開始します (30-60分間隔で1から3回に分けて摂取していきます)。負荷試験中は、定期的に診察し、必要があれば処置を行います。

  • 少量から徐々に量を増やしていきます。
  • 症状によっては陽性と判定した上で負荷試験を中止し、適切な処置を行います。
  • 無事に摂取終了後、1-2時間は経過観察します。
  • 明らかな症状がない場合は、陰性になります。 (一次判定)

11 : 45 から 12:15 負荷試験終了後、問題がなければ帰宅とします。症状によっては院内待機とすることがあります。遅れて症状が出る場合がありますので、帰宅後は自宅で症状を観察していただき、なるべく外出を控えるようにしてください。


☆負荷試験後について

陰性の場合、自宅での摂取を繰り返し、次回受診日に最終的な判定となります。(最終判定)

陽性の場合、負荷試験前の摂取状況を維持してください。

*安全確保のため、時間をかけて行います。およそ2~3時間かかりますのでご了承ください。

*負荷試験当日の激しい運動や長時間の入浴はアレルギー症状を誘発する可能性がありますので注意しましょう。


3. 出現する可能性がある症状

  • 皮膚・・・紅斑 (赤くなる)、かゆみ、皮膚がザラザラしてもりあがる (蕁麻疹)

  • ・・・眼のかゆみ、眼が赤くなる、眼のこすり、まぶたの腫れ

  • 口の中や喉と鼻・・・喉の違和感 (イガイガ)、のどのかゆみ、鼻水、くしゃみ、鼻こすり

  • 呼吸器の症状・・・軽く咳がでる、声がかすれるのどや胸が締め付けられる犬が吠えるような咳持続する強い咳込みゼーゼーする呼吸息がしにくい

  • 消化器症状・・・2,3回吐く、繰り返し吐き続ける、がまんできる軽い腹痛、持続する強い (がまんできない) おなかの痛み、下痢

  • 全身の症状・・・唇や爪が青白い脈を触れにくい・不規則意識がもうろうぐったりしている尿や便を漏らす

*上記の症状の中で赤い色の症状は、時に後遺症を残す危険がある緊急性の高い症状です。帰宅後にこのような症状を認めたら、安静にさせて救急要請が必要です。エピペンを持っているお子さんは使用してください。

4. 下記のような場合は、他施設に紹介・入院をお願いすることがあります。

  1. 紅斑・じんましんが広範囲に拡大し、帰宅後に皮膚以外の症状が心配される
  2. 激しい咳、ぜいぜいやヒューヒューが治らない
  3. 声かれ、息苦しさ、血圧低下が続く
  4. 腹痛、嘔吐、下痢が反復する
  5. 医師が必要と判断したとき

当日の注意点

  1. 当日持ってきていただくもの。
    ・負荷試験で食べさせる食品 (食べ切れる量)
    ・お気に入りの玩具や書籍 (試験中に時間をつぶせるようなもの)
    ・着替え (吐いて汚れてしまう可能性があるため)
    ・事前に処方した症状出現時のための内服薬
    (ザイザル、アレグラ、ゼスラン、ザジテン、セルテクト、アレロック、ジルテック、アレジオン、エバステル、ルパフィン、クラリチン、他)

  2. お子様は、可能な限り当日の朝食を召し上がらないでください。

  3. 検査当日は、8:45~9:00までにクリニックへお越しください。9:15までにいらっしゃらない場合は、負荷試験をキャンセルとさせていただくことがあります。

  4. 遅刻しそうなときはクリニック (電話番号) へ連絡をください。

日程の変更やキャンセルに関する注意点

  1. 当日にかぜ症状、下痢や嘔吐、湿疹や喘息の悪化などの体調が悪い場合は負荷試験を延期しますので、 “キャンセル”の連絡 (電話番号) をしてください。キャンセルした場合は、改めて外来を受診し (保護者だけで構いません)、負荷試験の予約を取り直していただきます。

  2. 事前にキャンセルする場合、診療時間内にクリニックへ連絡 (電話番号) してください。またクリニックの都合で“キャンセル”をお願いすることがありますので御了承ください。

  3. ご不明な点がございましたら、診療時間内に当院までお問い合わせください。(電話番号)

  4. 御連絡は休診日、昼休憩時間帯を避けるようお願いいたします。

*内服しているくすりについて注意すること

  1. 負荷試験の結果に影響する可能性があるため、

    抗ヒスタミン薬は 入院3日前
    抗アレルギー薬は 入院前日の朝 より内服を中止して下さい。

    ≪抗ヒスタミン薬≫
    ザイザル、アレグラ、ゼスラン、ザジテン、セルテクト、アレロック、ジルテック、アレジオン、エバステル、ルパフィン、クラリチン、ディレグラなど

    ≪抗アレルギー薬≫
    オノン、シングレア、キプレス、インタール、アイピーディなど

  2. その他の内服薬を中止する必要はありませんが、判断に迷うようなら遠慮なくご相談ください。

  3. 軟膏、点眼薬、点鼻薬、吸入薬などの外用薬を中止する必要はありません。

よくある質問

Q. 負荷試験の時に食べさせるものは用意してもらえるのですが?

A. お手数をおかけいたしますが、負荷試験で使用する食品はご家族の方に御用意していただいております。月齢や年齢であらかじめ摂取する量が異なりますので、その都度説明いたします。また負荷試験では食べ切れる量を持参していただけたらと思います。

Q. 負荷試験の前に中止する薬はありますか?

A. 中止する内服薬は、抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬およびステロイド薬です。また市販の感冒薬にも負荷試験に影響を与える成分 (マレイン酸クロルフェニラミン ・フマル酸ケトチフェン ・塩酸ジフェンヒドラミンなど) が含まれていますのでご注意ください。不明な場合は診療時間内に電話等でお問いあわせください。なお吸入薬、軟膏、点眼、点鼻薬は使用可能です。

  • 抗ヒスタミン薬・・・ザイザル、アレグラ、ゼスラン、ザジテン、アレロック、ジルテック、アレジオン、エバステル、ルパフィン、クラリチン、ディレグラなど
  • 抗アレルギー薬・・・オノン、キプレス、シングレア、リザベン、アイピーディなど
  • ステロイド薬・・・プレドニン、デカドロン、リンデロンなど

Q. 抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬はいつから中止するとよいですか?

A. 抗ヒスタミン薬は3日前、抗アレルギー薬は前日から中止してください。なおステロイド薬の内服は14日前から中止です。

例 5月13日に負荷試験の場合は5月10日から抗ヒスタミン薬の内服を中止してください

Q. せきと鼻水がありますが、負荷試験はできますか?

A. 負荷試験の前に医師が判断します。そこで、最終決定になりますので、検査の当日に発熱等がなければ負荷試験の準備をして来院ください。判断に迷うようなら診療時間内にお問い合わせください。

Q. 負荷試験中は、普段食べているおやつなど食べてもいいですか? 

A. 症状が出現したとき、原因がわからなくなってしまいますので、ご遠慮ください。味付けに使用する場合、安全に食べられている実績のある食品のみとしていただきます。

Q. 複数の食品を一度に検査できますか?

A. 即時型反応が出現した場合、どの食品によるアレルギー反応かがわからなくなってしまうため負荷食品は1品目ずつで行います。

Q. 負荷試験で食べた食品は問題ありませんでした。すぐに食べられるようになりますか?

A. 負荷試験で食べられたら、負荷試験で摂取した量を上限として自宅で繰り返し食べてもらいます。次の外来までに数回摂取し、問題なければ、その量まで解除となります (負荷試験とし陰性となります)。

Q. 負荷試験で摂取できた食品は、給食ですぐに食べられるようになりますか?

A. 負荷試験で摂取した量が上限ですので、その摂取した量が給食で食べる一食分に相当する量であれば、解除することができます。しかし運動や体調不良 (感染症や生理) で症状が出現する場合がありますので、日常生活の中で想定されるさまざまなイベントが重なっても症状が出ないことの確認が必要です。

Q. 負荷試験の前後で予防接種を受けることは可能ですか?

A. 可能ですが、負荷試験当日に予防接種を受けることは避けてください。何らかの症状が出た際に負荷試験か予防接種のどちらによる影響であるのかの判断が難しくなるためです。