お子様にかかりやすい皮膚疾患に対応いたします。また小児のスキンケアに関して小児アレルギーエデュケーターとともに対応していきます。
赤ちゃんからスキンケアは大切です。
赤ちゃんがお家に帰ってきた…その日から…スキンケアは必要です。
スキンケア次第でお子さんの皮膚の状態は大きく変わります。
健康なお肌を保つためにはスキンケアが不可欠です。
•きれいに洗う
•必要な薬を適切に使う
•お肌を守るための保湿をする
3つの要素を、見てもらったり体験してもらったりしながらできるだけわかりやすく、記憶に残るように工夫しています。近年では、乳幼児期に肌トラブルを起こすことで、将来アレルギー体質になりやすいという報告がありますので、お子様が小さなうちからお肌を守ることはとても大切です。
子どもの皮膚の特徴や健康なお肌を保つために必要な日々のスキンケアについて、具体的な方法を小児アレルギーエデュケーターがアドバイス致しますので、お気軽にご相談ください。
新生児期から乳児期にみられる湿疹のひとつです。頭や顔から皮脂とよばれる脂肪分が多く分泌されることで症状が出ます。生後3~4か月ころまでによくなりますが、ぶり返すことがありますので注意が必要です。
■対応
治療はまずは石けんで洗い、ひどい場合には保湿剤やステロイド外用薬を塗布します。長引いて繰り返すようならアトピー性皮膚炎に準じた治療を進めていきます。
もともとアレルギーを起こしやすい人や皮膚のバリア機能が弱い人に多いです。かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返します。長期にわたり皮膚の炎症を起こすことが特徴です。
■対応
治療の原則は、湿疹の原因をなくし、スキンケアを上手に行い、また保湿剤とともにガイドラインに準じた適切なステロイド外用薬を塗布 (フィンガーチップユニット、プロアクティブ療法) することです。当クリニックでは、小児アレルギーエデュケーターによるスキンケアおよび外用薬の塗布方法などの指導を受けることができます。決して指導や説明なしの処方のみとはいたしません。
皮膚にいる黄色ブドウ球菌や連鎖球菌という細菌による感染により、強いかゆみのある湿疹ややぶれやすい水疱ができ、化膿することもあります。虫刺されや湿疹をひっかいて感染した場合にもなります。
■対応
治療はスキンケヤや軟膏の塗布、抗菌薬の内服を行います。人にうつる可能性があるので早めに受診するようにしてください。
おむつのあたる部分にあかみや発疹などの炎症が起きます。尿や便に含まれるアンモニアなどの刺激物やおむつの繊維がこすれることで症状が出ます。
■対応
こまめにおむつを取り替え、汚れた部分はきちんと拭くなど清潔さを保つことが大切です。他に皮脂欠乏などをおぎなう軟膏を塗布することもあります。
ウイルス性のできもので、主に手指、足の裏にできます。時に魚の目、タコと間違われ、いじってしまうと周囲に拡大します。足底部などで体重がかかる場所にできたものは、いぼが深く食い込んでしまい難治性となることが多いです。
■対応
液体窒素を含ませた綿花をいぼ部分に数回あて、凍らせる治療を1週間おきに繰り返します。いぼがだんだん小さくなるか、かさぶた状に黒くなってとれていきます。いぼの大きさや部位により治療回数は異なり、特に足の裏や手のひらなど角質が厚い部分にできたいぼは、治療回数が多くなる傾向があります。超低温で凍らせるので痛みを伴う治療です。なお保険適応の治療方法で、当院で治療可能です。
伝染性軟属腫ウイルス (ポックスウイルス) による感染で、接触することで感染します。表面はなめらかで盛り上がっています。
■対応
発症後6か月から3年程度で自然に脱落するため他人と接触する機会が少なければ、何もせずに様子をみていきます。プール教室に通っているなど他人に接触する機会が多ければ、内服薬や摘除などの治療を行いますが、効果は確実ではありません。なお当クリニックでは摘除を行わない方針ですので御了承ください。